東京タクシードライバーに転職して、営業を行うにあたり、タクシーの稼ぎ方には色々あり、営業形態には、無線配車、流し、付け待ちの3つがあります。無線配車は、無線で指定された場所まで迎車を行うことであり、流しは道路を走りながら乗車希望のお客さまを探す方法です。一方で、付け待ちは駅前や企業、病院、観光施設、ホテルの前に設置されたタクシー乗り場にて車を待機させ、お客さまを待つことを指します。多くの方が、駅前のロータリーでたくさんのタクシーが並んで待っている光景を見たことがあるかもしれませんが、これが付け待ちなのです。
付け待ちは待機時間が多くなり流しの営業形態に比べて稼ぎにくいという先入観がありますのが、実際にはいくつかのノウハウを覚えることで効率よく乗客を獲得することができます。また、付け待ちほどノウハウを有しているかいないかが如実に表れる営業形態であるといっても過言ではありません。下手な付け待ち営業だと、待てど暮らせどお客さまをつかまえることはできませんし、かといってすべての勤務時間を流し営業してしまうと運転しつづけることになり疲労も蓄積してしまいます。付け待ちを行うためには戦略的なノウハウが重要なのです。
付け待ちを行う際のノウハウで重要なのは、場所に待機しているタクシー台数で判断するのではなく、回転率で考えるということです。東京タクシー業界では大規模な駅のターミナルの前には多くの付け待ちタクシーがいて、一見すると待ってもなかなかお客さまが捕まらないと思ってしまいますが、例えば、1分間に5人のお客さまが利用すると考えた場合、たとえ自分の前に30台が並んでいても、6分で自分の順番が回ってくるのです。付け待ちをする場所ごとに、お客様がどのくらいの頻度、回転率で乗るのかを把握することが先決となります。売上をあげている東京タクシードライバーは、付け待ち場所の時間帯ごとのタクシー台数とお客さまが乗る頻度、回転率を日々調査しています。
そのように努力して手に入れたデータをもとに、時間帯ごとにどの付け待ち場所に行くべきかを計画を立て、自分のタクシーへの乗車率を向上させています。このような目に見えない努力をしているからこそ高い報酬を得られている秘訣なのでしょう。東京タクシー業界は、人口が多い場所を相手にしているため、転職したばかりの初心者の東京タクシードライバーであってもある程度は稼ぐことができます。しかし、より高い報酬をえるためには、タクシー 稼ぎ方付け待ち営業のノウハウがものをいうのです。